インドの名前を忘れたんですけど、
弁当配布システムが超優秀なんですよね。
インド人てベジタリアンにも色んな種類がいるんですよ。
牛乳食わないベジタリアンとか根菜食わないベジタリアンとか
俺全然ヤギ食うベジタリアンとかっていうのがいっぱいいて
その、要は、あの飛行機とかで「ベジタリアンですか?」って言われて「はい」って
言って出されるようなベジタリアンの食事が、本当にそのベジタリアンが食えるのか
っていうのがわからなくて、
なので、インドの弁当って自分の家で作ったものを食うんですよ。
でも、ここが疑問なんですけど、インド人弁当持ってかないんですよ。
日本の場合って昔は家で弁当持って会社に行って弁当食ってたんですけど、
インド人弁当しか食わないくせに弁当持ってかないで仕事行くんですよ。
そのじゃあ朝仕事に、旦那さんが仕事に行きました、弁当ありません。
大体ね、十時ごろになると弁当回収人が来るんですよ。
弁当回収人にそのいつも決められた弁当箱に弁当を渡して、
筒形のやつで、記号が書いてあるんですけどそれを渡すと
それはインドで中集めて、インド中の会社に昼までに全部渡すんですよ。
要は、バーコードでチェックとか伝票があるわけでもなくて
記号の書いてある筒の弁当がちゃんと昼までにその職場に届いて
誤配率はほぼゼロなんですよ、配達している最中に死ぬとかでもなぜか弁当届くんですよ。
弁当配達している人、文字読めないんですよ。
インド人みんながみんな文字読めるわけじゃないからね。
その弁当の記号でこの記号はこの地域に運べ
で、その地域に運ぶとその地域でさらに細分化された記号でこれはこの地域に運べというのがあって
誰が働いても絶対間違えない仕組みになってるんですよ。
で、あと所詮中身弁当なんで、誰も盗まないんですよ。
郵便ってたまに盗まれるんですよ、いいもの入ってるから
でも、弁当って食い物じゃないですか、でね一日ね、
あ、そうだタッパーワーラー、正解、それです。
タッパーワーラー
一日ミスが1600万回に1回。
要は、何百万人っていう弁当を配るっていうのを毎日やり続けて
本当に1個とかそういうレベルなんですよ。
っていうのが、ITとか優秀な経営者とかいなくて百年以上続いていると思うんですけど、
持続可能な仕組みをすげえバカなやつが運営したとしても回せるぐらい
めちゃめちゃ賢い仕組みって言うのを作ることができる
超絶賢いやつっていうのがインドにいるんですよ
インドってゼロを発明した、数字のゼロね、発明した国って言われてるんですけど
やっぱインド人ってめちゃくちゃ賢いやつがいて、
そいつがどんなバカでもこのシステム作ったらいける
っていうのをやるとホントに上手くいくんですよ。
その、カースト制度も日本とか民主主義の国から見るといかがなものかって見えるんですよね。
転職してはいけませんとか、一族でしばられてて
結婚しに行くのも結構はばかられたりするっていうのもあるんですよね。
この一族のものは結婚してはいけませんみたいな、
結婚相手とかもふみられたりとか
数学者のラマヌジャンとかもいますけど。
っていうので、カースト制度って西洋の人から見るとなんか効率悪そうって見えるんだけど
結果として社会保障とか社会が不安にならなくて永続可能かっていうと
結構永続可能なんですよ、だってインド人なんだかんだいって中国の人口抜いてますからね、もう。
抜いたよね、たしか
その結局社会保障とかちゃんとやらなかっとして日本とかではあんまりないんですけど、
他の国、例えばイギリスとかの場合って、機械が織物を作れるようになったとして、
織物を作る人とか雇わなくていいじゃん、「はい、全員クビ」とかなって、
そうすると打ちこわし運動みたいなので、めちゃめちゃデモが起こって
トラブルになったりとかストとかになったりするんですよ。
で、その、まあ毎週毎週フランスはちょっと前まで黄色ベスト運動みたい感じで
デモがあったみたいな、労働者をクビにするっていうのと、労働者が不遇になるみたいなのが
必ず資本主義の会社ではあるんですよね、
まあ日本の会社ではみんな黙って従うのであんまりないんですけど、
で、そうやって労働争議みたいな形でトラブルが起きがちなんですよ。
でも、インドって昔ながらの仕事はそういうトラブルが起きないんですよ。一族がやっているから。
ただ、新しい仕事っていうのがあって、例えば最近ではインドのアイフォンの工場が
デモで焼き討ちになったんですよね。ツイッターでも書いたんですけど
アイフォンの発注を受けている工場が給料払わないって言って
インド人が怒ってデモをやって、そこの工場がお金払わないのはよくないよねって
いうので、結果としてアップルはそこのインドの工場に対する発注を止めたんですよ。
インド人の給料を搾取するような工場とか会社にアップルが発注するからこんなことになっているんだ
だから、アップルが良くないよねって言って、割と西洋の人たちはアップルをバッシングしたんですよ。
で、その結果どうなったかって言うとその発注は中国に行くんですよ。
で、中国って騒動争議って違法なんですよ、
で、最近給料払われなかったって言ってストをやった人が逮捕されて刑務所入ったんですよね、中国。
要は、「給料払ってくれない」って言って、「俺の給料くれよ」って言うと
逮捕されて刑務所入れられるんですよ。
インドと中国どっちが民主的かって言うと
インドのほうが全然マシなんですけど、
でも、労働争議も起きないし、中国はそれが当たり前なので結果として
国民の搾取し放題の中国の会社がどんどん仕事を取ってくるんですよ。
だからアップルもそうだけど、じゃあ日本のNECみたいなメーカーが
ラビっていうノートパソコン作りたいで、インドに頼みますか?中国に頼みますか?で
インドに頼んだらじゃあ搾取されたってトラブルになって
おいおいNECひどいじゃないかって言われるぐらいだったら
中国に頼めばいいじゃん、中国そんなトラブル起きないもん、っていうので
結果として中国はどんどん仕事が増えるんですよ。
なので、国民の権利っていうのをガンガン制限して
上級国民だけめちゃめちゃ儲けるっていう仕組みをやっているので、
中国ってお金がどんどん入るんですよ。で、金持ちはどんどん儲かってくるんですよ。
庶民は苦しいままなんですけど、知ったこっちゃないよねっていうのが中国の考え方で、
なので、中国には勝ちようがないんですよね。
30分前にITの会社で中国に勝てないって言ったんですけど
ものづくりでも人権ていうのを意識したら中国に勝てないんですよ。
だって、土日は休ませなければいけませんとか深夜の残業代払わなければいけませんっていう会社と
土日はタダ働きするっしょ、サービス残業とか当たり前っしょっていう会社があったら
どっちのほうが儲かるかっていうとブラック企業のほうが儲かるんですよ。
日本てブラック企業そこそこあるじゃないですか、
でも、さすがにまずいよねって言って労働基準監督署が入ったりとか、
ブラック企業大賞とか叩かれて、ブラック企業がワタミとか心を入れ替えて残業代払いますとか
いうので、どんどんブラック企業減っていくんですけど、
ただ、それは日本国内の中の話で、日本の会社が海外の会社へ発注して物をつくる場合は
やっぱりブラックの国に発注したほうがお得なんですよ。
例えば、ダイソーが100円のハサミをみなさん買ってると思うんですけど、
それが、ダイソーが30円で福祉がきちんとした会社に頼むのと
ブラック企業に10円で頼んでるのって、100円でハサミ買ってる僕らは分からないじゃないですか
そうすると、ダイソーとしてはもうブラックでいいんじゃね、どうせわかんねぇもん買うやつって
いうので、ブラックな会社をガンガン使うんですよ、
で、ブラックな会社ガンガン儲かるから、ブラックな仕事をどんどん増やして
ブラック工場とブラック従業員をどんどん増やすんですよ。
で、困っている人いるんですけど、中国は全然気にしないんで、
「あ、困るんだ~大変だね~、でも文句言うなら逮捕だよ~」みたいな、
っていう国なんでだから中国には勝ち目がないんですよね、構造上。